
虚数と複素数の違いを理解しよう!
数学の世界には、私たちが普段よく使う「実数」とは全く異なる種類の数があります。それが「虚数」と「複素数」です。中学生の皆さんにとっては少し難しく感じるかもしれませんが、一緒に詳しく見ていきましょう。
虚数とは?
まず、虚数から説明します。虚数とは、通常の実数では表現できない数の一種で、「i」という記号で表されます。この「i」は、iの2乗が-1になる数です。つまり、i^2 = -1
という特性を持っています。
複素数とは?
次に、複素数について説明します。複素数は、実数の部分と虚数の部分から成り立つ数です。一般的には、a + biの形で表されます。ここで「a」は実数部分、「b」は虚数部分の係数です。言い換えれば、すべての複素数には実数部分と虚数部分が存在します。
虚数と複素数の違い
特徴 | 虚数 | 複素数 |
---|---|---|
定義 | 実数ではないがiを含む数 | 実数と虚数の組み合わせ |
表記 | i, 2i, -3i など | a + bi (a, bは実数) |
例 | 3i, -2i | 1 + 2i, -4 - 5i |
まとめ
以上のように、虚数は「i」という特殊な数だけを持つ一方で、複素数は実数と虚数の組み合わせから成り立つ数です。この違いを理解することで、数学の新たな世界に触れることができるでしょう。
虚数や複素数は、物理学や工学など様々な分野でも非常に重要な役割を果たしています。これからの学習に役立ててくださいね!
虚数を初めて学んだとき、なぜ「i」と呼ばれるのか不思議でした
実は、これは数学者のカール・フリードリッヒ・ガウスが使ったもので、名前の由来は「imaginary(虚)」という言葉から来ていると言われています
つまり、虚数は「見えない数」という感じでしょうか
数学では直感的ではない数が多いですが、虚数もその一つ
だからこそ、現実の問題に役立つ場合も多いのです!
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