
「取得費」と「購入価格」の違いとは?初心者でもわかる解説
皆さんは「取得費」と「購入価格」という言葉を聞いたことがありますか?この二つの言葉は、一見似ているようでいて、実は大きな違いがあります。今回は、この二つの違いをわかりやすく解説していきます。
取得費とは?
まずは「取得費」について説明します。取得費とは、特定の資産を取得するためにかかった総費用のことを指します。例えば、土地や建物の購入時に支払った金額だけでなく、関連する諸費用も含まれるのです。具体的には、以下のような費用が考慮されます。
- 購入価格(売買契約で合意された価格)
- 仲介手数料
- 登記費用
- 税金(印紙税や不動産取得税など)
- その他の諸経費
購入価格とは?
次に「購入価格」について見てみましょう。購入価格は、物や資産を購入する際に支払う対価、つまり実際にその商品や資産に対して支払った金額のことを指します。こちらも土地や建物の場合で考えると、売買契約書に記載された価格が購入価格となります。
取得費と購入価格の違い
取得費と購入価格の大きな違いは、含まれる費用の範囲です。購入価格は単にその資産を購入するために支払った金額ですが、取得費はそれに加えてその他の関連費用も含めた金額となります。このため、資産を取得するときは、単なる購入価格だけでなく、取得費全体を意識することが重要です。
取得費と購入価格の違いをまとめた表
項目 | 取得費 | 購入価格 |
---|---|---|
定義 | 資産を取得するためにかかった総費用 | 商品や資産に対して支払った対価 |
含まれる費用 | 購入価格 + 諸費用 | 売買契約で合意された価格 |
例 | 土地や建物を購入する際にかかる全ての費用 | 土地や建物の売買契約に記載された金額 |
まとめ
以上が「取得費」と「購入価格」の違いについての解説になります。物の購入や資産の取得に関わる知識を身に着けることで、より良い判断ができるようになりますので、ぜひこのポイントを押さえておいてください。
「取得費」という言葉は、実は税金の計算においても重要な役割を果たします
例えば、土地を売ったときに、その土地をどれだけの取得費で取得したのかによって、利益が異なるのです
つまり、取得費が高ければ、その分課税される利益が少なくなるため、税金面でのメリットがあるのです
このような知識を知っていると、不動産投資を行う際にとても役立ちます
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