
ヒストグラムと度数分布表の違いを簡単に解説!どちらを使うべき?
データの分析をする際に、ヒストグラムと度数分布表という二つの手法をよく目にしますが、これらは何が違うのでしょうか?
まず、ヒストグラムとは、データを区間(ビン)に分けて、そのビンの数を縦の棒グラフで表現したものです。視覚的にデータの分布状況を捉えやすく、特に大量のデータを扱う場合に有効です。
一方、度数分布表は、各ビンごとのデータの数(度数)を表にまとめたものです。例えば、以下のような表で示されます。
区間 | 度数 |
---|---|
0-10 | 5 |
10-20 | 10 |
20-30 | 8 |
30-40 | 2 |
この表の情報をもとに、ヒストグラムを作成すると、横軸には区間、縦軸には度数が取られ、各棒の高さはそれぞれの度数を表します。
ヒストグラムのメリットは、データの分布を視覚的に捉えられる点です。たとえば、データがどのような形状(山のようになっているか、ばらつきがあるかなど)を持つのかを一目で確認できます。しかし、棒の幅や色などのデザインによって印象が変わることがあるため、注意が必要です。
対する度数分布表は、具体的な数値を示してくれるため、データの詳細な数値を把握しやすいです。ただし、視覚的な要素がないため、全体のデータの傾向を把握するには不向きです。
どちらを使うべきかというと、データの特性や目的によります。もし大きなデータセットを持ち、全体の流れや傾向を知りたい場合はヒストグラムが適しています。逆に、特定のデータの度数を詳細に知りたい場合は、度数分布表が便利です。
まとめ
ヒストグラムと度数分布表、どちらもデータ分析において重要な手法ですが、使い方は異なります。データを可視化したいならヒストグラム、具体的な数値を見たいなら度数分布表を使ってみてください。
ヒストグラムって、見た目が面白いですよね
特に、データによってはキレイな山型の形になります
例えば、学生のテストの点数をヒストグラムにしてみると、多くが80点以上取っている場合、まるで山が出来上がるかのようです
実は、データのばらつきや中心を視覚的に把握できるため、グラフの形状から色々なことを考えることができるんですよ!単に数字だけを見ていると気づかない特徴も、こうしたヒストグラムからは読み取れるんです
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