
スプリンクラーとパッケージ型自動消火設備の違いを徹底解説!
火災から身を守るための設備には、様々な種類があります。その中でも特に有名なものが「スプリンクラー」と「パッケージ型自動消火設備」です。しかし、これらの違いについてはあまり知られていないかもしれません。この記事では、この二つの消火設備の違いについて詳しく解説します。
スプリンクラーとは
スプリンクラーは、火災が発生した際に自動で水を噴射する装置です。天井に設置され、温度が上昇すると特定の部分から水を噴出します。スプリンクラーは広い範囲をカバーし、初期消火に効果的です。
パッケージ型自動消火設備とは
一方、パッケージ型自動消火設備は、スプリンクラーに比べてコンパクトな設計で、特に特定の場所に設置できるように設計されています。この設備は、火が発生した際に、専用の消火剤や水を自動的に噴射します。主に、機械室や小規模な施設で使用されます。
スプリンクラーとパッケージ型自動消火設備の違い
項目 | スプリンクラー | パッケージ型自動消火設備 |
---|---|---|
設置場所 | 広い範囲で使える | 特定の場所向け |
消火方法 | 自動で水を噴射 | 消火剤や水を噴射 |
サイズ | 大型 | コンパクト |
対象火災 | 多様な火災 | 特定の火災 |
まとめ
スプリンクラーとパッケージ型自動消火設備は、それぞれ異なる特徴を持っています。スプリンクラーは広範囲をカバーし初期消火に優れ、パッケージ型自動消火設備は特定の場所に特化しています。これらを理解し、適切な消火設備を選ぶことが重要です。
ピックアップ解説
スプリンクラーは火災が発生すると、熱を感知して自動で作動しますが、実際にはスプリンクラーが作動するのは、室温が約68〜75度以上に達した時です
これは、スプリンクラーのセンサーが火災を見逃さずに消火活動を始めるためです
意外と知られていないのは、スプリンクラーが作動する際に大量の水が噴出するため、火災を消し止めるのは早いものの、その後の水による二次被害が起こることです
だから、スプリンクラーの設置が非常に重要なのですが、設置場所の選定がとても大切です
適切に設置されていないと、効果を十分に発揮できないことがありますよ