
モックとモックアップの違いを簡単に解説
デザインを手掛ける人や、アプリ開発を行う人には必ず知っておいてほしい用語、「モック」と「モックアップ」。けれど、実際にはこの2つの言葉の意味を混同している人も多いです。そこで今回は、モックとモックアップの違いについてわかりやすく解説します。
モックとは?
モック(mock)は、試作品や模擬的なものを指します。本来の機能や動作を持たない場合が多く、デザインやレイアウトを確認するための参考として使用されます。つまり、見た目が本物に近いけれど、実際には動かないもののこと。例えば、ウェブサイトやアプリのデザインを作る際に、ユーザーがどのように操作するかを模擬するための試作品がモックです。
モックアップとは?
モックアップ(mockup)は、もう少し具体的で、外観のデザインを再現したものや、製品のビジュアルを示す模型のことです。モックよりも完成に近い状態で、実際にユーザーがそのプロダクトを使う前にビジュアル的な確認ができます。例えば、ウェブデザインでは、色やフォント、レイアウトなどがほぼ完成した状態の画面を示します。
モックとモックアップの違いまとめ
項目 | モック | モックアップ |
---|---|---|
定義 | 試作品や模擬的なもの | 外観デザインを再現したもの |
機能性 | 本来の機能を持たない | 完成に近い状態 |
使用目的 | デザインやレイアウトの確認 | ビジュアル的な確認 |
まとめ
モックとモックアップは、似ているようで異なる重要な概念です。モックは主に機能のテストのために使われ、モックアップはデザインの見た目を重視しています。デザイン制作を行う際には、この違いを理解しておくことが大切です。
モックについて深く掘り下げてみると、実はこの言葉には「模倣」という意味もありますよね
デザインの世界では、単に見た目が似ているだけではなく、実際の使い方を考慮に入れた模擬体験が求められます
例えば、友達と遊ぶゲームの試作品を作るとき、ただキャラクターのデザインを真似るだけではなく、ゲームのルールや操作方法も考えなくてはいけません
モックは、友達に「こんな感じで遊んでみて」と見せることで、リアクションをもらえる大事な段階なのです
これが、実行に移す前の重要なステップなんですよ!
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