
サーミスタとサーモスタットの違い
サーミスタとサーモスタット、この2つの言葉を聞いたことがあるでしょうか?どちらも温度に関係する装置ですが、その役割や機能は全く異なります。ここでは、それぞれの特徴と違いについて詳しく説明します。
サーミスタとは?
サーミスタ(thermistor)は、温度を感知してその電気抵抗が変化する特性を持つ抵抗素子のことを指します。一般的に、サーミスタは温度センサーとして使われます。温度が上がると抵抗が減少する「負の温度係数」を持つものが多く、非常に高精度で温度を測ることができます。
項目 | サーミスタ |
---|---|
用途 | 温度測定 |
特性 | 温度によって電気抵抗が変化 |
精度 | 高精度 |
サーモスタットとは?
サーモスタット(thermostat)は、設定した温度に達した際に自動的に温度調節を行う装置のことを指します。例えば、エアコンや冷蔵庫などの家電製品に使われています。サーミスタをセンサーとして使用し、室内の温度を測定しつつ、暖房や冷房を制御します。
項目 | サーモスタット |
---|---|
用途 | 温度調節 |
特性 | 設定温度に達すると動作変更 |
使用場面 | 家電製品など |
サーミスタとサーモスタットの違い
次に、サーミスタとサーモスタットの違いを比較してみましょう。
- 役割: サーミスタは温度を測るセンサーですが、サーモスタットはその測定結果を元に温度調節を行います。
- 機能: サーミスタは抵抗値の変化を利用する一方で、サーモスタットはその情報を基に他の機器を制御します。
- 使用例: サーミスタは温度計や温度センサーに、サーモスタットはエアコンや暖房器具に多く使用されます。
このように、サーミスタとサーモスタットは密接に関連していますが、それぞれの役割が異なるため使い分けが重要です。これから、温度に関連する機器を選ぶ際は、ぜひ両者の違いを考慮してみてください。
ピックアップ解説
サーミスタと聞くと、少し難しそうに感じるかもしれませんが、実は私たちの生活の中で非常に役立っています
例えば、体温を測る電子体温計にはサーミスタが使われていることが多いです
サーミスタが正確に体温を測ることで、ちょっとした健康管理ができるわけです
また、冷蔵庫やエアコンのサーモスタットも、サーミスタの情報をもとに温度を調整しています
こんなふうに、サーミスタとサーモスタットは私たちの日常に欠かせない存在なんですね!