
純利益と経常利益の違いをわかりやすく解説!
会社の経営状態を知るためには、さまざまな指標を理解することが大切です。その中でも、純利益と経常利益という言葉はよく耳にするものですが、この2つの違いを知っていますか?
純利益とは、会社の最終的な利益を指します。売上からすべての経費(人件費や原材料費、税金など)を引いた後に残る利益のことです。一方、経常利益は本業から得られる利益のことを指し、営業利益から経常的な費用や収益を加えたり引いたりしたものです。
純利益と経常利益の表
指標名 | 定義 | 算出方法 |
---|---|---|
純利益 | すべての支出を差し引いた後の最終的な利益 | 売上 - 経費 |
経常利益 | 本業から得られる利益 | 営業利益 + 経常的な収益 - 経常的な費用 |
具体例を挙げてみましょう。ある会社が年間の売上が1億円で、経費が8000万円だとします。この場合、純利益は2000万円(1億円 - 8000万円)になります。一方、経常利益を計算する際には、営業利益に加えて、たとえば100万円の受取利息や、50万円の経常的な損失を考慮します。経常利益は、営業利益が2500万円だった場合、2500万円 + 100万円 - 50万円 = 2550万円となります。
このように、純利益はすべての支出を考慮した結果ですから、経営の全体的な健康度を示しますが、経常利益は本業に特化した視点から利益をみたものです。また、純利益は税金の影響も含まれますので、企業の最終的なパフォーマンスを測るには適した指標ですが、経常利益は本業の効率を測るのに役立ちます。
この違いを理解することで、会社の経営状態をより深く分析することができますね。経営に興味がある方は、ぜひこの2つの指標を押さえておきましょう!
経常利益について掘り下げてみたいと思いますが、意外なことに、経常利益はただの数字ではなく、企業の本業の健康さを表しています
もしあなたの好きな会社が、経常利益が減っているというニュースがあれば、本業の部分に何か問題があるのかもしれません
たとえば、業界内での競争が激化して、価格競争に巻き込まれているかもしれませんね
また、経常利益は短期的な変動に影響されにくいため、長期間にわたっての経営状態を把握するのにも役立つのです
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