
全光束と照度の違いを理解しよう!
照明や光に関する話題が増える中で、「全光束」と「照度」という専門用語がよく使われます。これらの用語は、光の明るさを理解する上で非常に重要です。しかし、実際にはどう違うのでしょうか?それぞれの意味や使い方について詳しく見ていきましょう。
全光束とは?
全光束とは、ある光源が放出する全ての光の量を指します。単位はルーメン(lm)で表され、光源が放った光の明るさを示す指標です。全光束は、光源の特性によって異なり、同じ明るさでも全光束は異なることがあります。
照度とは?
照度は、特定の面積に対する光の量を示します。単位はルクス(lx)で、1ルクスは1平方メートルの面積に1ルーメンの光が照射されている状態を指します。照度は、例えば部屋の明るさや、特定の場所での視認性を評価するために用いられます。
全光束と照度の違い
全光束は光源全体が放出する光の量を示し、照度はその光がどれだけの面積に広がっているかを示します。全光束が大きい光源でも、照度が小さい場合は、広い範囲に光が広がってしまっているため、実際にその場所が明るく感じられないことがあります。
項目 | 全光束 | 照度 |
---|---|---|
定義 | 光源が放出する全ての光の量 | 特定の面積に対する光の量 |
単位 | ルーメン (lm) | ルクス (lx) |
使用場面 | 光源の特性評価 | 部屋の明るさ評価 |
これらの違いを理解することで、より適切な照明選びが出来るようになります。また、照明の設置や使用も、全光束と照度を意識することで効率的に行うことができます。
全光束が大きいと、たくさんの光が放出されている感じがしますが、実際にはそれがどう明るいかは照度に左右されます
たとえば、お花屋さんの明るい店舗では、全光束が高くても、照度が適切でないと、お花の色が良く見えなかったりします
だから、お花屋さんにとっては、全光束よりも照度を考えて照明を選ぶことが大切なんですね
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