
容積率と建ぺい率の違いを初心者にもわかりやすく解説!
家を建てたり、土地を使ったりする際に出てくる「容積率」と「建ぺい率」。この二つの言葉は似ていますが、実はとても重要な違いがあります。今回はこの違いについて、わかりやすく説明していきたいと思います。
容積率とは?
最初に「容積率」について説明します。容積率は、土地の面積に対して、どのくらいの建物を建てることができるかを示す指標です。つまり、土地の広さに対する建物の体積比率のことを指します。
例えば、土地の面積が100㎡の場所で、容積率が200%の場合、建物の床面積は最大で200㎡まで建てられます。これは、2階建ての建物で各階100㎡の大きさであれば、ちょうど200㎡になります。
建ぺい率とは?
次に「建ぺい率」についてです。建ぺい率は、土地の面積に対して、どのくらいの面積の建物を建てられるかを表します。具体的には、土地面積のうち、建物の占有面積がどれくらいの割合を占めているかを示します。
例えば、土地面積が100㎡で、建ぺい率が60%の場合、建物の占有面積は最大で60㎡になります。つまり、100㎡の土地には60㎡の面積を持つ建物しか建てられないということです。
容積率と建ぺい率の違いをまとめると
特徴 | 容積率 | 建ぺい率 |
---|---|---|
定義 | 土地の面積に対する建物の容積の比率 | 土地の面積に対する建物の占有面積の比率 |
計算方法 | (建物の延べ床面積 / 土地の面積) × 100 | (建物の占有面積 / 土地の面積) × 100 |
用途 | 建物の高さや階数を計画する際に重要 | 土地に対する建物の広がりを計画する際に重要 |
まとめ
さて、容積率と建ぺい率の違いについて理解できたでしょうか? どちらも土地を使う際には非常に重要な指標です。家を建てたい場合や土地を選ぶ時には、ぜひこの二つをしっかり確認して、計画を立てるようにしましょう。
容積率について少し考えてみましょう
たとえば、同じ土地面積でも、2階建ての家と3階建ての家があったとします
容積率が高い場所に住むメリットとして、より多くの居住空間を得られることが挙げられます
反対に、厳しい容積率の場所だと、せっかくの土地を思う存分使えないことも
地域によって建物の形式も色々ですから、その土地の特性を知ることはとても大事ですね
前の記事: « 参考資料と文献の違いを徹底解説!意外な使い分けとは?
次の記事: 容積率と指定容積率の違いをわかりやすく解説! »