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基準価格と基準価額の違いをわかりやすく解説!
金融の世界では、さまざまな用語が使われています。その中でも「基準価格」と「基準価額」は、特に投資信託やファンドに関わる重要な概念です。しかし、これらの言葉は混同されることが多いので、はっきりとした違いを理解しておくことが大切です。
基準価格とは
基準価格とは、投資信託やファンドの一口当たりの価格を示すもので、通常、運用の開始時や基準日ごとに算出されます。この価格は、ファンドが持っている資産の総額を運用口数で割ったものです。例えば、あるファンドの資産が1,000万円で運用口数が1万口の場合、基準価格は100円になります。
基準価額とは
一方、基準価額という言葉は、主に市場での価格を表すもので、時点によって変動します。基準価額は一般的に、基準価格にファンドの運用によって得た利益や損失を反映したものになります。つまり、基準価額は基準価格から分配金を加えたり、損失を引いたりして変動します。
基準価格と基準価額の違いのまとめ
用語 | 定義 | 計算方法 |
---|---|---|
基準価格 | ファンドの一口当たりの価格(資産総額÷運用口数) | 固定 |
基準価額 | 市場での一口当たりの価格(変動する) | 基準価格+利益-損失 |
まとめ
以上のように、基準価格と基準価額はそれぞれ異なる意味を持つ用語です。基準価格が安定した数値なのに対し、基準価額は市場の影響を受けやすく変動します。投資をする際には、これらの違いをしっかり理解して、自分の資産を守ることが重要です。
基準価格について少し雑談
実は、基準価格を決めるためには、ファンドの運用実績や市場の動向が影響します
例えば、市場が良いときには、基準価格も上昇する傾向がありますが、悪いときには逆に下がることも
つまり、投資信託を選ぶときに基準価格を意識するのは大切ですが、その背後には多くの要因が絡んでいるんですよ
投資は、ただ数字を追うだけではなく、その背後にあるストーリーや市場の流れにも目を向けることが必要です!
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