血漿グルコースと血糖値の違いを徹底解説！

私たちの体には、エネルギーを生み出すために欠かせない成分があります。それが「グルコース」です。このグルコースは血液中に存在し、体の細胞にエネルギーを提供しています。しかし、同じような言葉である「血漿グルコース」と「血糖値」。これらはどう違うのでしょうか？今回は、その違いについて詳しく見ていきましょう。

血漿グルコースとは？

まずは「血漿グルコース」について説明します。血漿は、血液を構成する成分の一つで、血液の約55%を占めています。血漿は水分、塩分、タンパク質、栄養素などでできており、グルコースも主な栄養素の一つです。血漿グルコースとは、血液中の血漿の中に含まれるグルコースのことを指します。これは、食事を摂ることで血中に取り込まれたグルコースです。

血糖値とは？

次に「血糖値」についてです。血糖値は、血液中に存在するグルコースの濃度を示す数値のことです。通常、血糖値は食事を摂った後に上昇し、運動や絶食をすることで下がります。健康な人の空腹時の血糖値は60〜100mg/dL程度とされていますが、これには個人差があります。血糖値は、私たちの健康状態を把握するためにとても重要な指標です。

血漿グルコースと血糖値の違い

では、血漿グルコースと血糖値の具体的な違いを表にしてまとめてみましょう。

項目	血漿グルコース	血糖値
定義	血液中の血漿に含まれるグルコースの量	血液中のグルコースの濃度を示す数値
測定方法	血液サンプルから血漿を分離して測定	血液検査で直接測定
単位	mg/dL	mg/dL
目的	栄養状態の評価	健康状態や病気の管理