延べ床面積と建物面積の違いを徹底解説！あなたの家はどちらに分類される？

家を購入したり、リフォームを考えたりする際に、「延べ床面積」と「建物面積」という言葉を耳にすることが多いでしょう。しかし、これらの言葉が何を指しているのか、具体的にはどのような違いがあるのか、あまり知らない人も多いかもしれません。そこで、今回はこの2つの面積について詳しく解説していきます。

1. 延べ床面積とは？

延べ床面積は、建物の各階の床面積を合計したものです。つまり、1階、2階、3階...とそれぞれの階の床面積を全て足し合わせた数字になります。例えば、1階の面積が50㎡、2階の面積が30㎡の場合、延べ床面積は80㎡となります。この面積には、壁の厚みや階段、廊下なども含まれるため、実際に使える面積よりも大きな数字になることがあります。

2. 建物面積とは？

一方で、建物面積は、建物の外周に囲まれたエリアの面積を指します。これには、壁の外側の面積やバルコニーも含まれます。また、建物の基礎部分や、外部に張り出している部分も考慮されるため、延べ床面積とは異なる算出方法が取られます。例えば、建物の外周が40㎡の場合、建物面積は40㎡となります。

3. 延べ床面積と建物面積の比較

項目	延べ床面積	建物面積
定義	各階の床面積の合計	建物外周に囲まれた面積
含まれる要素	壁、階段、廊下など	外壁、バルコニー、基礎部分
用語の使われ方	住宅の広さを表す際によく使われる	建物の外的な情報や評価に関連しやすい

4. どちらを重視すればよいのか？

建物を選ぶ際には、延べ床面積と建物面積の両方を理解することが重要です。「延べ床面積が大きいから広い」と思うかもしれませんが、実際には建物の設計によってどれだけのスペースが使いやすいかも考慮しなければなりません。逆に、建物面積が小さくても延べ床面積が広い場合は、使い方やレイアウト次第では十分に広いと感じることもあります。