
ヒストグラムと確率分布の違いを徹底解説!
データ分析でよく耳にする「ヒストグラム」と「確率分布」。この二つは似ているようで、実は異なるものです。今回はこの二つの違いをわかりやすく解説します。
ヒストグラムとは
ヒストグラムは、データの分布を視覚化するための棒グラフです。例えば、テストの点数をヒストグラムにすると、どの点数が多いのかが一目でわかります。ヒストグラムでは、横軸にデータの範囲(例:点数)、縦軸にその範囲に含まれるデータの数を表示します。
確率分布とは
一方、確率分布は、すべての事象が発生する確率を示すものです。例えば、サイコロを振ったときの出目の確率分布は、1から6までのそれぞれの数が出る確率が等しいことを示しています。確率分布には、離散と連続の二種類があります。離散確率分布は取り得る値が限られている場合、連続確率分布は値が無限にある場合に使われます。
ヒストグラムと確率分布の違い
項目 | ヒストグラム | 確率分布 |
---|---|---|
定義 | データの分布を視覚化したグラフ | 事象の発生確率を示す数式やグラフ |
目的 | データの傾向を一目で確認 | 事象の確率を理解する |
形状 | 棒グラフ | 曲線や点 |
使用場面 | 実験データの分析 | 確率論や統計学の分野での数式 |
このように、ヒストグラムは実際のデータをもとにした視覚的な表現であり、確率分布は理論的な確率をあらわすものです。それぞれの特性を理解することが、データ分析をする上で非常に重要です。
ヒストグラムという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、実はその背景には「ビン」という概念があります
ビンとは、データをいくつかの範囲に分けたときのそれぞれの範囲のことを言います
例えば、テストの点数が0〜10点、10〜20点、20〜30点というように分けることができます
これによって、どの範囲にデータが多く存在するのかを視覚的に把握しやすくなります
ヒストグラムを作ることで、データの特徴をより良く理解することができるのです
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